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ナワ・プラサード今月のおすすめ
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CD『くちづてに』 サローキ・アーギ、ヘルツク・アーグネシェ、ボグナール・シルヴィア 以前、かわら版でお勧めした、ハンガリーの歌姫サローキ・アーギのセカンドアルバム。今回は二人のハンガリアン、ヴォーカリストを迎えての、トリオ。ギター、チェロ、パーカッション、ヴァイオリン、笛.....など、色々な楽器をバックにメロディカルな歌声を聞かせてくれる。可憐だけど、根はしっかりとはっている、そんな音です。安心感があります。8曲目の「Lidlidli」はアカペラ。喉を震るわせ絞り出す様な声、鳥のような歌、様々な歌声が織りなす世界に飛ばされます。
『がちまい家のオーガニックな焼き菓子』 謝花三千代著 エンターブレイン 1575円 がちまい家(や)さんは西荻にあった、オーガニックなお菓子屋さん。前ナワ・スタッフから、このお店の話は聞いていた。がちまい屋さんのお菓子は、とっても美味しくて、心が温かくなるんだよー、ココロが入っているって。私は食べた事はなかったけど(知った時はすでに閉店)、食べると、ハッピーになるクッキーなんてステキだな、と思っていた。美味しそうなレシピがたくさん載ってるよ。幸せお菓子を焼いてみよう!
『畑仕事の十二カ月』 久保田豊和著 家の光会 1470円 つい最近まで使われていた、太陽と月の暦の農業の本。月ごとの畑仕事や野良まわりのヒントが載っています。口の聞けない、植物の気持ちになって育てましょうと、著者はいいます。植物は昼間、光合成をして根は水を吸い上げ、夜は呼吸、根も呼吸するので水をあげると通気性が悪くなり、根腐りしてしまうこともあるそうです。そんな、植物たちの色んなキモチを知りながら、野菜を育ててみませんか。(以上、結)
『くう・ねる・のぐそ〜自然に「愛」のお返しを』 伊沢正名著 山と渓谷社 1575円 「野糞」を始めて35年、通算1万回を越える野糞から見えてくる独自の視点は圧倒的なスケールで展開されていきます。 エコロジーと菌類学者と野糞の融合するこれ以上ない世界観はまさに「純糞学」! (長本兄弟商会 ガク)
『ワニばあちゃん』 おくはら ゆめ 文・絵 理論社 1470円 「ワニばあちゃんのはなのあなには アリじいさんがすんでんのよ」。お互いに姿は見えなくても大好きな人と一緒だと毎日が楽しい。近くにいたってお互いマイペースがサイコーだと知っている。絶妙な二人の関係性......。あじわい深いです。(わ)
『怒りのソウル〜〜日本以上の「格差社会」を生きる韓国』 雨宮処凛著 金曜日 1260円 2年前の『生きさせろ!〜難民化する若者たち』で、若年層の貧困は「自己責任」なんかではなく経済構造の問題なんだ、と一気に知らしめた著者が、今度は韓国に取材。働く人の二人に一人というOECD(経済開発協力機構)中、第1位の非正規雇用率。日本は「ロスト・ジェネレーション」、イタリアでは「1000ユーロ世代」、韓国では「88万ウォン世代」と呼ばれる「そこそこ高学歴なのに派遣などの仕事を転々とするワーキング・プア」は、今や世界同時現象。これってどう考えても「自己責任」じゃないよね? でも取材した韓国はなんだか熱い。ブッシュ大統領訪韓反対デモに遭遇したり、韓国版ニート、ペクス(白い手、の意味)の人たちと酒を飲んだり、非正規の女子工員のハンストをインタビューしたり、空き家を占拠するアーティストや、研究者たちのコミューンなど、韓国の若い人たちの生き方のルポにもなっている。状況はひどいが、敵を間違えないこと、貧乏人の楽しい連帯がほんとに必要、とますます思った。
『銀河系の断片』 山尾三省著 堀越哲朗編 幻戯書房 2940円 伝説のヒッピー・コミューン「部族」時代の三省さん、インドの旅のこと、ナナオやナーガのこと、屋久島での暮らし、子供たちのこと、妻とのこと、01年に亡くなるまでの詩人のエッセイと詩のベスト・コレクション。私は、部族的生き方に反発していた長男が、お盆に屋久島に帰ってくるくだりが好きでした。生まれることの神秘、人と出会うことの神秘、死ぬことの神秘、いのちのありようを見続けた人の心の軌跡が辿れる、とてもいい本です。
『丘のてっぺんの庭 花暦』 鶴田静著 エドワード・レビンソン写真 淡交社 1995円 著者が千葉県鴨川市の丘のてっぺんにパートナーと二人で建てた家、今度は庭づくり。森の生活を描いたヘンリー・ソローにちなんで、「ソロー・ガーデン」と名づけ、元棚田の粘土質の荒れ地に土を入れ、海藻を肥料にしたり、もらった苗木を植えたり、花や木々と戯れる日々を綴ったもの。ダウドの写真もすてきです。一月から十二月までの花暦にもなっていて、歳時記としても楽しめます。二人とも「みどりの指」を持っているのかな、いいなぁ。(4月13日より19日まで八重洲ブックセンターにて出版記念写真展、18日は二人のトークショーがあるそうです。)
『小説ブッダ〜いにしえの道、白い雲』 ティク・ナット・ハン著 池田久代訳 春秋社 2625円 ダライ・ラマと並んで欧米ではよく知られたベトナム人禅僧の小説です。といっても仏教者、ブッダの悟りから入滅にいたるまでの、主に周辺の人たちを含めたサンガ(共同体)の物語です。人々が集うところ、さまざまなことが起こります。それに対して戒を増やしていくようすなども興味深いですが、何よりもブッダの静けさ、平和な人柄?をここまで描けるのがすごいです。呼吸の方法などの教えの詳細も載っていて、仏法の書としても素晴しいです。映画になると聞いています。
CD『マリセラ』『ローライダー・ファンタジー』 MONTE CALRO 76 MUSIC CAMP 各2625円、2499円 チカーノ(メキシコ系アメリカ人)のメロウ・サイケデリックな音が心地良い、モンテカルロ76。音が変なふうにあがっていくかっこよさがあります。言っちゃなんですが、セクシーな音って気がしました。『マリセラ』は女性ヴォーカルを入れた最新盤、『ローライダー』は私の愛聴盤です。(以上、ゆ) |
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