『寿[kotobuki]魂』
國貞陽一著 太田出版 2100円
知っていたようで、知らなかった寿[kotobuki]のすべてが分かります。いやぁ、ものすごくグラスルーツなバンドだったんだね。91年エストニアのロック・サマーからはじまり、沖縄の満月祭り・湯島聖堂ライブ・横浜のドヤ街寿町・ヨルダンのパレスチナ難民キャンプでのライブなど、いさぎよく果敢にうたい続けるナビィと、三線を弾くかっこいいニーニー、ナーグシクヨシミツの物語です。インタビューしているうちにナビィと結婚しちゃった國貞さんのデビュー作でもあります。
『梁塵秘抄〜〜うたの旅』
桃山晴衣著 青土社 2310円
ほびっと村学校で大評判だったワークショップ「うたをとり戻す」の講師、桃山さんの書き下ろしです。日本のうたの原点ともいえる梁塵秘抄(りょうじんひしょう)をたんねんに追っていった力作です。日本最古のはやりうた、野のうた、衆のうた。その頃の日本と今の日本はどこでつながっている? どこかに通底する管(くだ)があるのでしょうか? 3月24日の次回桃山晴衣ワークショップが楽しみです。
『アマゾン、森の精霊からの声』
南研子著 ほんの木 1680円
前作『アマゾン、インディオからの伝言』もめちゃくちゃ面白かったですが、2冊目のこの本も強力です。著者はアマゾン熱帯雨林保護団体代表。文明社会とアマゾンのインディオ社会を行ったり来たりすること21回。豊かな国の欲望を満たすために、毎年東京都12個分の面積の森林が失われているという現実の中で、気づいたことできることをしていく研子さんの歩みはたくましい。森の精霊たちに守られたインディオの生き方も伝わってきます。
『魂を大切にする生活』
文と絵 宮迫千鶴 大和出版 1575円
伊豆高原で絵を描いたり、畑を耕したり、本を読んだりの生活の中から生まれた本です。ゆっくりゆっくり、魂の喜ぶことを探求していったアーティストの軌跡です。年をかさね、小さな霊感を積み上げていった女のひとの、美しいアドバイスがいっぱいです。私は、虹に出会うということの恩寵や、新月(闇)と満月と女のひとの関係のところが心に残りました。
『LOVE
& PEACE ナワプラサードが選ぶ100冊の本』
高橋ゆりこ著 野草社/新泉社 1890円
ほびっと村学校やナワプラサード書店を知っている人にはもちろん、知らない人にも紹介を兼ねて本を書きました。新しい本なのに、古くからの香りがする、と言ってくれる人もいました。ふかくやさしい暮らし方を提案する100冊の本の紹介と、94年から私が書いてきたエッセイ(かわら版の編集後記)をまとめたものです。どうぞ、読んでください。(以上、ゆ)
『太陽とともに生きる』
ラモン・センダー、アリシア・ベイ・ローレル著 草思社 1890円
ナワプラサードでもロングセラーの『地球の上に生きる』の姉妹本『太陽とともに生きる』待望の復刊です!!アリシア&ラモンの手書きの文と画は友達からの手紙みたい、読んでいると思わず笑顔になってしまうよ。太陽を感じ、自然とともに生きていることを思い出すための瞑想法、呼吸法、ヨーガ、音楽なども載っています。すべての物は意識を持っていて、反応することができると著者は言います。とてもステキな本なので沢山の人に読んでもらえるといいな!
『スープの本』
南風食堂 主婦の友社 1260円
味、色、音、空間を含めた食のプロデュース ユニット「南風食堂」から40の色とりどりのスープレシピが届きました!冷たいスープ、温かいスープ、こってりとした食べるスープ.....などなど、どんな時でも美味しくいただけるレシピが沢山です。南国風ココナッツとバナナの甘いスープはどんな味がするのだろう? 作ってみたいなぁ。絵本みたいなかわいい料理本です。
CD『OJOS
NEGROS』(オホス・ネグロス/黒い瞳)
シルビア・イリオンド ビーンズ・レコード 2940円
シルビア・イリオンドはアルゼンチンの音楽のルーツでもある、先住民(インディオ)と黒人のリズムを大切にしています。アコースティックな音をバックに、青空に広がってゆくような美しい歌声の持ち主です。どこか懐かしく心に響いてきます。アルゼンチン民謡を現代風にアレンジした4曲目は子供たちのコーラスつきで、聞いていると涙が出てきました。(以上、結)
旧暦カレンダーの紹介です:
『新しい旧暦〜丸一年カレンダー』こよみ屋 1300円 品切れ
旧暦で立春、立夏、立秋、立冬の前日はすべて節分でした。このカレンダーは1年を節分で4枚に分けた春・夏・秋・冬の四季のこよみです。4枚合わせてお部屋に飾ると、マンダラのようで美しい。太陽と月と地球のリズムを感じて暮らせるように、立春(2月4日)からはじまる新しいカレンダーです。
『tsukinokoyomi』 次元創造ラボ88d 1700円
品切れ
ついに出ました、旧暦手帳!! 毎月、新月からはじまり、15日目が満月。そんな月のリズムと同調する本格的な旧暦手帳です。グレゴリオ暦はほんとに小さくしか書いてないので(ふつうは逆だよ...)、だいじょうぶかなと心配ではありますが、今年は私はこれを使ってみることにしました。旧暦のお正月、2月18日からはじまります。(以上、再び、ゆ)
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