ナワ・プラサード今月のおすすめ
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![]() 『独立国家のつくりかた』 坂口恭平著 講談社現代新書 798円 おもしろいなぁ、正直に感じたまま、動いている。建てない建築家の歩みが、そのまま伝わってくる、いい本です。政府に文句があるなら、勝手にゼロから自分の生をつくりあげちゃう、というタイムリーな本でもあります。喧嘩をしないで、すごいね。 ![]() 『インド巡礼日記』 山尾三省著 野草社 各3150円 「インド・ネパール巡礼日記」は1973年、山尾三省35歳、妻の順子さん・子供たち3人を連れての巡礼旅日記である。家族は長距離列車やバスを乗り継ぎインド大陸を横断し北へと向かい、ときにはチベット人と共にテントに暮らし、ときにはガンガーのほとりで暮らす。仏教のこと、ヒンドゥ教の神々のこと、旅の中での生活、内なる対話。ゆたかな時間を感じました。『森羅万象の中へ』(1890円)『ここで暮らす楽しみ』(2415円)も同時刊行されました。 ![]() 『「遺された者こそ喰らえ」とトォン師は言った』 吉田清著 晶文社 1470円 旅の本をもうひとつ。奥さんを亡くして、アジアを旅するうちにタイの奥地カレン族の女性といっしょになった初老の男性の生き残り日記。たくましくて素朴でずるくもある?人たちとの生活が楽しく伝わってくるグレイト余生の本です。 ![]() 『これを食べれば医者はいらない』 若杉友子著 祥伝社 1365円 本音で語る信念の人の本は、力強いです。京都府綾部で田んぼをやりながら、食養の道を説いています。暴飲暴食で意見の合わなかった旦那さんが小細胞肺がんになり70代で余命2ヶ月と宣告されるも、心を入れ替えて一汁一菜の食事、玄米の黒焼き茶を飲むようにしたら6年も寿命が伸びたこと。ほんとに食べものでで自分の体はできているのですね! みんなの体を心配している若杉さんのアドバイスです。 ![]() 『オノ・ヨーコ 見えない花』 文・絵 オノ・ヨーコ 企画・監修 ショーン・レノン Chimera Library+ADP 2415円 最近、階段をあがったところの本屋の一角に『ひともはな(人も花)』というコーナーをつくった。そして翌日神保町に仕入れに行き、この本を見つけたのだ。オノ・ヨーコ、未発表作品、しかも息子が企画。すてきにしずかな絵と、smelty john という人がでてくるのに、びっくり。ジョンに会うずっと前の作品なのにね… ![]() 『13の月の暦』(こよみ屋) 毎年7月26日より始まる13の月の暦。今年は青い共振の嵐の年。違う時間の法則にのって、人生の旅をしてみよう。
ヘルマン・ヘッセ著 草思社文庫 1050円 第一次大戦時、健康診査で徴兵を免除され、ひたすら捕虜に本を送る仕事をしながら平和主義を唱えたヘッセ。ドイツ中から彼への非難はすさまじく、どれだけヘッセがダメージを負ったか想像に難くありません。この本にはそんな彼が庭仕事を通して体/心/魂が癒されていく過程が描かれています。自分も6年間ガーデニングの仕事で、いつのまにか心を耕していたんだ、と終わってみて思いました。だからこの本は切実に胸に迫りました。おすすめします。 ![]() 『しあわせの花飾り』 UMAHANA 著 ポプラ社 1575円 ヒヤシンス、つつじ、椿、あじさい、パンジーなど身近で手に入るお花でのレイの作り方の本。レイは愛・尊敬・敬意のシンボル。もらった誰もが花のような美しい笑顔に。レイほど鮮やかに日常を祝祭に変えてしまう贈り物はそうないかもしれません!(以上2冊、絵里) ![]() 『自然がいっぱい韓国の食卓』 緑色連合編集 自然食通信社 2100円 韓国家庭料理レシピ110種。韓国の女性たちの愛情と美味しさがたっぷりつまった、素朴で簡単オモニの味。緑茶ごはん/生野菜ビビンバ/豆腐カムジャタン/さつまいもとじゃがいもの餃子/豆腐アイスクリーム/などなど、自然の恵みをいただく健康にも環境にもやさしい料理です。 ![]() CD『くるくるぱいふぁみぃりーばんど』 Moon Village文庫 1200円 タイの桃源郷パイのムーンビレッッジに暮らすみんなのファミリーバンド。今年、チェンダオで行なわれたシャンバラ祭りでの演奏の音源CDです。とろん村長とムーンビレッジの仲間+子供たちの楽しい音楽だよ(以上1冊+CD、結) |
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