
『新版・ずっとやりたかったことをやりなさい』
ジュリア・キャメロン著 菅靖彦訳 サンマーク出版 1300円+税
ナワ・プラサードで16年ロングセラーの本が新装版になり、少し安くなって登場しました。原題はThe Artist’s Way. アーティストになりたい、とうっかり口にすると、周りはやめておけ、食えないぞ、と脅しにかかります。自分でもいつしかそう思ってしまったことを、一つずつ解除していくワークがたくさん載っていて楽しいし、ある意味実用的な本でもあります。自分再発見の旅かな。(ゆ)
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『今このとき、すばらしいこのとき』
ティク・ナット・ハン著 島田啓介訳 サンガ 2200円+税
短詩(偈、ガータ)で、今ここに気づく本です。53の日常の動作に、一つ一つの詩がつきます。<花を摘む>/天地の恵み、小さな花よ/摘んでもいいですか?/人生を豊かに彩ってくれる/菩薩のあなたに感謝します。目覚める、窓を開く、食事をいただく、お皿を洗う、電話をかける、手を見つめる、、、。生活のなかでマインドフルにいられたら、いいね! |

『黒狐の谷』
ツェラン・トンドゥプ著 海老原志保・大川謙作・星泉・三
浦順子訳 勉誠出版 3400円+税
現代チベット短編小説集です。徹底したリアリズムと乾いたユーモアで、中国共産党下のチベット人の暮らしぶりを描くベテラン作家です。俗人たちはどこの国でも俗人だが、ラマ(高僧)が出てくると俄然面白い気がするのはなぜかな。悪さを重ねた小役人が死んで閻魔大王に会い、延命を願うが、生前にした少しは良きことのために、生きているラマが登場、閻魔大王と駆け引き、、、など可笑しすぎます。 |

『13の月の暦』
手帳2300円+税、壁掛け型タテ1300円+税、同ヨコ1300円+税、A3ポスター型 500円+税
マヤ暦を元に作られた13の月の暦。7月26日から始まります。来年(その日以降)は、黄色い水晶の種の年、どんな年になるのかな。13と20の周期が入れ子のように廻って、シンクロニシティ(共時性)を自覚するようにできています。こよみ屋さんのこのカレンダーは、もう22年目だそうです!(以上、ゆ) |

『ちいさなくらしのたねレシピ』
早川ユミ著 PHP研究所 1500円+税
高知のお山のてっぺんに暮らす早川ユミさんの7冊目の本。畑や果樹園の恵みをつかった料理や保存食、お茶などなどの季節のレシピ、ちくちく手縫いの手仕事、小さな暮らし方のエッセイが写真とともに紹介されています。土にふれ、火を炊き、手を動かすことは、この大地に生きる喜びを思い出させてくれると思います。都会に暮らしていても、自分の手が届く範囲で心豊かになる暮らしを始めてみてはどうだろう? |

『春夏秋冬、季節の酵母が香るパン』
タロー屋 グラフィック社 1600円+税
タロー屋さんの酵母作りはとってもシンプル。季節の果物、花、野菜、水、時々、砂糖やはちみつ。たったこれだけの材料と、元気にのびのびと酵母が育つように環境を整えてあげるとぷくぷく、しゅわしゅわと酵母が答えてくれます。花やハーブでも酵母は起こせるそう。桜の花、金木犀の花やミントの酵母で焼いたパンはふんわり香りがするのかな?いろんな酵母で四季折々の季節をより楽しめそうですね。
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『母なる神、カーリー賛歌』
ラームプラサード・詩 ナーガ(長沢哲夫)・訳 1000円(税込)
18世紀のインド・ベンガルに生きた詩人、ラームプラサー ドはカーリー(女神)を深く信仰し詩を残した。この世のあらゆるものを破壊し、作り、揺り動かす、生と死の母神カーリーを讃えた詩の言葉は時代を超え、私たちの内に響きます。
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私は真理にたどりついたと思った
賢い者から私は学んだ
夜のない国に私はグルを見出した
昼とたそがれとから
私は薄暗がりを奪った
眠りは去った
また眠るだろうか?
生涯をとおし私は目覚め
眠りは持ち主が要求するように組み立てられる
私は眠りを眠りにつかせた
ほう砂と硫黄をまぜ黄金の照り輝く色合いをとり出した
私の望みは心を浄めること
『母なる神、カーリー賛歌』より |

CD
『the time now 2017』 太陽系時空間地図
地球暦 2500円+税
太陽系の惑星たちの一年の運行や地球の季節の移ろいなどを音にしています。時が音となり、惑星たちの周波数が波のように心地よく広がっていく、なんとも気持ちの良いアンビエント。岡野弘幹さんとの初コラボーレションです。(以上、結)
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