ナワ・プラサード今月のおすすめ |
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![]() エラ・フランシス・サンダース 前田まゆみ訳 創元社 1600円+税 MANGATA.水面にうつった道のように見える月明かり(スェーデン語)。TIAM.はじめてその人に出会ったときの、自分の目の輝き(ペルシャ語)。TREPVERTER.直訳すると、「言葉の階段」、あとになって思い浮かんだ当意即妙な言葉の返し方(イディッシュ語)などなど、確かに一言で翻訳できない、世界の多様性の本です。日本語も選ばれています。WABI-SABI、TSUNDOKU、BOKETTO。積ん読、ぼけっと、は他の言語にはないのか!イラストもご本人、まだ20代の女性です。 ![]() 鶴見俊輔・文 佐々木マキ・絵 福音館書店 1300円+税 『思想の科学』やベ兵蓮の活動などで有名な著者の10代後半の体験記です。素行が悪くて父に1938年から42年までアメリカ留学させられ、移民留置所に入れられ、そこからハーバード大学の卒論を出し、船で喜望峰周りで日本に帰り、海軍に志願してジャワ島暮らし、胸部カリエスで44年末に日本に戻る。たよりない気分を自分のよすがとして外人を生ききった人かもしれない。人間のはば、にバンザイかもしれない。 ![]() 鶴田静著 ぷねうま舎 1800円+税 房総半島に住み、エコライフをおくる静さんとダウドさん。二人を彷彿させるハナさんモクさんと、周囲の動物たち、鳥たち、植物たちのさざ波のような会話が、森の深さ、生きているものたちの豊かさを伝えます。そして、犬のプッチーがカモメやイルカに連れられて行った先には、、、。静さん、初めての童話出版です。死と再生の美しい物語です。(以上、ゆ) ![]() 矢萩多聞著 晶文社 1500円+税 著者は中学一年生で学校に行くのを止め、14歳でインドに渡り、それからしばらくの間は自分で描いた絵を日本で売り、またインドへ戻るという暮らしの中で、いつのまにか装丁家になっていた(本人曰く)。彼のユニークでおもしろい生き方の根底にあるのは、目の前にあることを真剣に楽しむこと、人と出会い、その繋がりを大切にすること。良い本です。 ![]() 文・松田素子 絵・nakaban アノニマ・スタジオ 1500円+税 みんな、みんな、ちいさな、ちいさな、タネだった……いま、ここにいる、あるとうことは、つながりあい、ささえあいながら、いきている。じんわり優しさが広がる絵本です。 ![]() 富田貴史+植松良枝著 主婦と生活社 1,500円+税 日本はもともと、太陽と月のめぐりをもとにした旧暦(太陽太陰暦)で自然と共に暮らしていた。一年の四季(春夏秋冬)の間にある土用は、季節をつなぐかけはしであり、この時期にカラダとココロを季節にチューニングをすると、迎える季節をより良く過ごせるそうです。土用+四季=五季の養生法。 ![]() ささたくや著 エムエム・ブックス 2200円+税 サラダのレシピ本と思って開くと著者の食にまつわる話や旅の話が、たくさん書かれていて、スッとさささんの世界に引き込まれていきます。料理をするときに、感覚を使い、イメージしながら、考え、創造し、形にするというプロセスを言葉(+ステキなイラスト)でみごとに表現。サラダの他にスープ、グリーンスムージーなどのレシピも載っています。 ![]() こよみ屋 7月26日から始まる13の月の暦は、日々の暮らしのなかに取り入れるとシンクロの波に乗ることができます。時間旅行のパスポート「手帳」2,484円/初心者にオススメ・カレンダー「ヨコ」1,404円/シンプルなデザインのカレンダー「タテ」1,404円/コンパクトに一年の暦がまとまっている「A3」540円/すべて税込み価格です。(以上、結) |
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2007/12-2008/01 |