『大いなる魂のうた』
パルバティ・バウル著 佐藤友美・訳 バウルの響き製作実行委員会 1500円+税
インドの吟遊詩人バウルの世界を伝える一冊です。パルバティ・バウルさんの弟子である佐藤友美さんが翻訳しています。バウルは、その手で音を奏で、軽やかな鈴の音とともに舞い、詩を歌にのせる遊行者です。どの宗教にも属さず真理を求める彼らの伝統は、口承で師から弟子へと受け継がれているそうです。著者・パルバティ・バウルがバウルと出会い、帰依し、その伝統の道を歩んでいくストーリーとバウルの伝統について綴られています。バウルの美しい詩と、著者の絵と版画も載っています。 |
『クリスタルヒーリング実践ガイドブック』
フィリップ・パーマット著 上原ゆうこ訳 原書房 2200円+税
この本は、パワーストーンを使った肉体、精神的問題への対処法や様々な石の効能を具体的に、とても分かりやすく教えてくれます。アンバーのエリキシル(クリスタルを浸した水)は飲むのも効果的だが、なんと切り傷の消毒剤としても使えるそう。マーカサイトを使ったうおのめの治療方法も興味深いです。著者は重病を患ったときにクリスタルの効果を実感し、ヒーリングを実践して来たクリスタルヒーラーです。 |
『たすかる料理』
按田優子著 リトルモア 1600円+税
按田餃子の最初の印象は中国にありそうでない、レトロでポップな空想食堂。並ぶメニューも不思議で、餃子や中華的なメニューに加えて南米のフルーツを使ったジュース、自家製コーラも登場する。お腹に気持ちよく収まる料理は、作り手の温もりを感じどれも美味しい。シンプルでほっとする味なのだ。本書では、著者・按田優子さんの根っこにある自炊と暮らし、お店の成り立ちや、食のことがひもとかれます。 |
『プロポリス・マンダサイア』
3500円(税込)
巣を美しく見事に守る様子から、ブラジル先住民の言葉で ”Manda?aia(beautiful guard)” と呼ばれている、針のない蜂のプロポリスです。ブラジル北東部の自然豊かな国立公園の中で、小規模養蜂されている方が丁寧に作っています。通常のミツバチのプロポリスよりも成分が高く、体の免疫力を高めると言われています。美しいシャパーダ産のプロポリスをぜひ、お試しください!(以上、結) |
電話(03-3332-1187)・メール(hobbit@ea.mbn.or.jp)でも、
https://www.nawaprasad.com でもお求めになれます。
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『東大全共闘 フォトドキュメント』
渡辺眸 写真 角川ソフィア文庫 1360円+税
今年は50周年なんだそうです。東大闘争バリケードの内部の解放空間を撮った記録写真です。私の好きなのは、丸い壁に白いカーテンがはためく窓。床には剥がしたレンガや石。それを見ると、ジョン・レノンの「Imagine」の動画で、ヨーコが白い鎧戸の窓をあけていくシーンを思い出します。あの壁も丸かった。渡辺眸さんの仕事はいつもほんとに、スゴい。 |
『ティク・ナット・ハンの般若心経』
ティク・ナット・ハン 馬籠久美子訳 野草社 2000円+税
一番難しくて一番短いお経、般若心経。誰もが写経したり、唱えたりするけど、意味はわからずありがたいまま。でも意味がわかったら、もっとすごくないですか? 空性と縁起と、そして無畏。ね、少しは賢くなりたいです。ある刑務所での法話もついて、今ここ、自由とは何か、じっくり味わいたい方に。ティク・ナット・ハンはフランス在住、ベトナム人の禅の老師です。(以上、ゆ) |
『愛蔵版 イヌイットの壁かけ~氷原のくらしと布絵』
岩崎昌子 誠文堂新光社 2800円+税
2000年に出た本が別の出版社から再版されました。カナダのイヌイットの人たちが、パーカ(防寒着)を作った余り布でアップリケをしたのが始まりだそうです。素朴で詩情溢れる布絵がいっぱい、熊やアザラシや魚、シャーマン、赤ちゃんを背負っている女の人、みんなチクチクかわいらしく縫われています。岩崎さんは在カナダ30年、日本各地で収集品の展覧会をしているとのこと。 |
『ボヘミアンスタイルのインテリア』
ジャスティナ・ブレイクニー 和田美樹訳 X-Knowledge 1800円+税
自分の家はどう飾ってもいいのだが、でも気持ちいいのが一番。<ボヘミアンスタイルは、自分の心と魂に従うこと。冒険すること。楽しむこと。ちぐはぐでもそれなりの面白さを見出すこと。小さな発見に喜ぶこと。トレンドに従わないこと。自分の価値観でものを愛おしむこと。自分のストーリーを話すこと。自分だけの聖域を作ることです>とは、この本に寄稿した人たちの言。そして、すてきな色使いが大いに参考になります。(以上、ゆ) |